昭和時代における火災と消防の歴史その二十九 04

東海地方にてアパートやマンションを経営されているオーナー様、または不動産の維持管理をされている会社様、あるいは飲食店や小売店などの店舗をお持ちの経営者様におかれましては、防犯設備や消防設備、店舗設備の設置から維持管理、そしてそれらのメンテナンスはどのようにされておられますでしょうか？

我々チーム★トウカイセツビは、岐阜県岐阜市市橋を拠点として、岐阜県のみならず三重県や愛知県名古屋市など広く東海地方において、あらゆる建築物の消防設備から防災設備、防犯設備、電気設備などの設置機器の設置工事の施工から保守点検、維持管理、メンテナンス、修理修繕など、設備の取付工事からアフターフォローまで全般的に請け負っている会社です。

現在導入されている設備機器や設備工事に疑問やご不満があるというかた、あるいは今まで使っていた設備機器が壊れて困っておられるかた、もしくは新しく建物の購入を検討しているが防災設備や防犯設備をどこに発注するか迷っているというかた、犯罪行為に備えて住まいや家族を守りたいけれどどうすればいいか分からないとお悩みのかたなど、防災や防犯に関する設備機器に対してさまざまなお悩みや要望をお持ちのかたは、チーム★トウカイセツビまでご相談ください。

みなさまこんにちは。チーム★トウカイセツビ広報担当のAです。

日本における火災と消防活動の歴史を紹介しています。

現時点では昭和時代のできごとを記しています。

今回は、昭和37年(1962)11月18日に発生した「第一宗像丸衝突事故」について取り上げたいと思います。

事故が発生したのは、11月18日の午前8時14分ごろのことでした。

その日、内航タンカーである第一宗像丸(総トン数1972トン)は、3642キロリットルのガソリンを積載し、山口県徳山港を出航し、川崎市水江町に向かっていました。そして京浜運河を東へと航行していた途中の川崎市安善町2丁目の埋立地前付近で、海水バラスト12500トンを載せて同運河の東亜燃料岸壁から出港しかけていたノルウェー船籍の大型油槽タンカー、タラルド・ブロビーク(総トン数21634トン)と衝突するという事故が発生しました。

タラルド・ブロビークの選手が第一宗像丸の左舷中央部に食い込んだのです。

その損傷によって、第一宗像丸から積載していたガソリンが海上に流出し、周囲一面に可燃性のガスが充満しました。

このとき運悪く、太平丸(総トン数89トン)という船が衝突地点の南西方向150メートルあたりを航行していました。その太平丸の操舵室に漏れ出したガスや蒸気が侵入します。太平丸の操舵室では石油コンロが焚かれていたためその火によってガスに引火、爆発を惹き起こしてしまいます。

太平丸の爆発に第一宗像丸、タラルド・ブロビーク、さらにはそのあとを航行していた艀(はしけ)、宝栄丸(総トン数62トン)なる船舶までが巻き込まれて炎上することになってしまいました。

この衝突炎上事故によって、第一宗像丸の乗組員36人とタラルド・ブロビークの乗組員1人、そして太平丸2人と宝栄丸2人の合計41人が死亡しました。また、太平丸の乗組員1人がやけどを負いました。

宝栄丸は全焼して沈没、第一宗像丸とタラルド・ブロビーク、太平丸の火災は、発生からおよそ32時間後の翌19日の午後4時45分ごろにようやく鎮火されました。

続きます。

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