昭和時代における火災と消防の歴史その三十 01

東海地方にてアパートやマンションを経営されているオーナー様、または不動産の維持管理をされている会社様、あるいは飲食店や小売店などの店舗をお持ちの経営者様におかれましては、防犯設備や消防設備、店舗設備の設置から維持管理、そしてそれらのメンテナンスはどのようにされておられますでしょうか？

我々チーム★トウカイセツビは、岐阜県岐阜市市橋を拠点として、岐阜県のみならず三重県や愛知県名古屋市など広く東海地方において、あらゆる建築物の消防設備から防災設備、防犯設備、電気設備などの設置機器の設置工事の施工から保守点検、維持管理、メンテナンス、修理修繕など、設備の取付工事からアフターフォローまで全般的に請け負っている会社です。

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みなさまこんにちは。チーム★トウカイセツビ広報担当のAです。

日本における火災と消防活動の歴史を紹介しています。

現時点では昭和時代のできごとを記しています。

今回は、昭和38年(1963)11月9日に発生した「三井三池三川炭鉱炭じん爆発事故」について取り上げたいと思います。

炭鉱における炭じん爆発事故は、これまでも幾度も発生している事故ですが、今回取り上げる「三井三池三川炭鉱炭じん爆発事故」はその中でも戦後最悪の炭鉱事故、労災事故と言われる事故です。

この事故が発生したのは、昭和38年(1963)11月9日の15時12分のことで、発生した場所は、福岡県大牟田市三川町の三井三池鉱業所三川鉱第一斜坑です。

事故後、調査を行った九州工業大学教授の荒木忍氏によると、この爆発事故は、石炭を運搬するボタ積炭車の連結環の破損により、ボタ積炭車が暴走、脱線したことが原因であろうと考えられました。ボタ積炭車が暴走した際、車輪とレールが摩擦によって火花を発生させ、その火花が坑道内に溜まっていた炭じんに着火、爆発に至ったということです。

坑道内の炭じんの除去については、坑道内を常に清掃し、水を撒いて湿らせておくという簡単な作業で防止できることが分かっていましたが、この三井三池炭鉱ではその作業が徹底されていなかったのが事故を誘発したと考えられています。

また、コストの削減からボタ積炭車の部品交換が適切に行われておらず、部品が劣化していたことも事故に繋がったとされています。

しかし三井三池炭鉱側の行った調査によると別の見解が示されています。

事故は揚炭ベルトの上の原炭に付着していた炭じんに火花が着火して起きたもので、それは予測することができず不可抗力であったされています。

ちなみに、福岡県警と福岡地方検察庁は、荒木氏の調査結果をもとに三井三池炭鉱の幹部を起訴しようとしましたが、しかしその途端、起訴に積極的だった検事が大勢転勤となり、新たに組まれた地検の検事グループによって三井三池炭鉱の幹部は不起訴処分になるという、不可解な展開が起きています。

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