昭和時代における火災と消防の歴史その三十 03

東海地方にてアパートやマンションを経営されているオーナー様、または不動産の維持管理をされている会社様、あるいは飲食店や小売店などの店舗をお持ちの経営者様におかれましては、防犯設備や消防設備、店舗設備の設置から維持管理、そしてそれらのメンテナンスはどのようにされておられますでしょうか？

我々チーム★トウカイセツビは、岐阜県岐阜市市橋を拠点として、岐阜県のみならず三重県や愛知県名古屋市など広く東海地方において、あらゆる建築物の消防設備から防災設備、防犯設備、電気設備などの設置機器の設置工事の施工から保守点検、維持管理、メンテナンス、修理修繕など、設備の取付工事からアフターフォローまで全般的に請け負っている会社です。

現在導入されている設備機器や設備工事に疑問やご不満があるというかた、あるいは今まで使っていた設備機器が壊れて困っておられるかた、もしくは新しく建物の購入を検討しているが防災設備や防犯設備をどこに発注するか迷っているというかた、犯罪行為に備えて住まいや家族を守りたいけれどどうすればいいか分からないとお悩みのかたなど、防災や防犯に関する設備機器に対してさまざまなお悩みや要望をお持ちのかたは、チーム★トウカイセツビまでご相談ください。

みなさまこんにちは。チーム★トウカイセツビ広報担当のAです。

日本における火災と消防活動の歴史を紹介しています。

現時点では昭和時代のできごとを記しています。

前々回から引き続き、昭和38年(1963)11月9日に発生した「三井三池三川炭鉱炭じん爆発事故」について取り上げます。

事故が起きたときの詳しい状況を見てみましょう。

15時12分ごろ、三井三池炭鉱第一斜坑内にて、10台の積炭車を坑口へと引き上げる作業が行われていました。積炭車は鎖で連結されていましたが、その鎖のひとつが破断、8台の積炭車が坑道の奥へと逆走してしまいます。8台の積炭車はおよそ時速117.5キロメートルにも達し、365メートルの距離を移動した末に脱線、その際に発生した火花か、あるいは破損して飛び散った部品が配電線にぶつかったかというようなことから発火し、坑道内に舞い上がっていた炭じんに着火、爆発を起こしたというけいいであろうとされています。

この事故を会社側が知らされたのは発生から30分後の15時40分のことでした。

しかし労働者の救助はそれからさらに遅れ、最初の救護隊が到着したのは17時28分のことでした。

最初に到着した救護隊は三川鉱救護隊で、その数はわずか23人でした。

最終的には3000人もの救護隊が救助に携わることになりますが、しかしもっとも遅れて到着した救護隊は事故発生から7時間も経っていたとも言われており、この対応の遅さが被害を拡大させてしまっただろうことは想像に難くありません。

事故発生当時、構内にはおよそ1400人の労働者が入坑していました。その労働者のうち、死者は458名で、およそ3分の1のかたが亡くなったことになります。

さらに救助された940名のうち839名が一酸化炭素中毒となっていました。

亡くなられた458名の中で、爆発に巻き込まれたのは20名で、それ以外の438名は一酸化炭素中毒死であったことが分かっています。

政府派遣調査団は、救助された一酸化炭素中毒者について、短期間でほとんど回復するとの見解を示しましたが、しかし事故後50年が経った平成25年(2013)時点においてもまだ80名以上のかたが後遺症に悩まされていると報じられました。

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