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みなさんこんにちは！

さて、今回からこのチーム★トウカイセツビのブログで、全五回にわたってお話させていただきたいのが、

『消防設備って一体なに？』と題して、消防設備全般にまつわるさまざまなことについてです。

消防設備は、私たちの生活を火災や災害の危険性や不安から守り、安全と安心を担保してくれるとても重要な設備です。

自然災害もふくめ火災というのは、古くから建物に深刻なダメージを与え、私たちの日常を脅かす存在でした。

抗いようのない不条理で圧倒的な力に加え、いつ起こるのかわからず予測がたてられないという点においても、

とても厄介な存在であるのですが、それに対して警報や消火や避難のための設備でしっかりと準備をしておけば、被害を最小限に抑えることができるわけです。

なので今回は、そんな消防設備についてさまざまなことをみなさんに知ってもらいたいなと思っています。

消防設備についての初歩的な情報から、専門的なお話までアレコレとご紹介できるブログになれば良いなと思っております。

今回は、前回に引き続き消防設備の中から警報設備と避難設備のそれぞれの種類についてお話していきます。

まずは、火災が発生したことをその場にいる多くの人々に知らせるための設備である警報設備の主な種類をご紹介していきたいと思います。

■自動火災報知設備

自火報という略称でも親しまれている最もポピュラーな警報設備で、火災を常時監視し、感知時にはベル等で警報を鳴らし火災の発生を広く報せる設備です。

■住宅用火災警報器

基本的な動作原理は自動火災報知設備と同じなのですが、住宅用火災警報器は感知器自体が音声やブザー音を発し、単体で動作します。

2006年6月1日に改正消防法が施行され、新築住宅の居室や階段上などに住宅用火災警報器の設置が義務付けられました。

■漏電火災警報器

ラスモルタル仕上げの木造建築などで、電源引き込み口貫通部の絶縁が破れ、そこから金網の金属部に漏電すると、

金網の電気抵抗による発熱により木造部分が加熱されることで火災発生の原因になります。

このような火災を予防するため、漏電が発生したら自動的に警報を発報し、関係者に報せるための設備です。

漏電火災警報器には設置基準があり、消防法施行令第22条各項（漏電火災警報器に関する基準）において規定されています。

■非常警報設備及び非常放送設備

非常警報設備は、自動的に火災を感知する自動火災報知設備とは違い、手動で押しボタンを押すことにより非常ベルが鳴動し、

火災を周囲に警報するシステムのもので、主にホテルや病院などの建物において、その規模や用途により設置が義務となっています。

■ガス漏れ火災警報設備

可燃性ガスなどのガス漏れを感知し報せる設備であり、火災の発生というよりも火災や大爆発のの危険性を報せるものです。

つぎに、応急的、補足的な避難の手段である避難設備の主な種類をご紹介していきたいと思います。

■避難階段

一般的には「非常階段」とも呼ばれていて、構造上の規定がそれぞれ細かく定められています。

階段そのものや区画壁を耐火構造で作ることや、天井などには燃えにくい素材を使用すること、

出入口も遮炎性能のある常時閉鎖式や自動閉鎖式の防火戸を設けること、避難がしやすい様、

光を取り入れる窓か予備電源を備えた照明設備を設けること、煙を吸い取る機能をつけることなどがあります。

■避難はしご

非常時に使用できる、はしご型の設備のことで、折りたたみ式や固定式、ハッチ収納式や格納箱に収納されているものなど種類はさまざまあります。

集合住宅などでは、各階ごとのバルコニーに上下階と結ぶ避難はしごと床面の避難用ハッチが設けられることが多いです。

■誘導灯

非常口や避難通路の場所を示すための発光式表示板であり、非常時以外でも普段から常時点灯しています。

■非常用照明器具

非常口や避難通路を照らすための照明器具であり、避難経路などを照らし出し、建物内にいる人々を、すみやかに安全な場所へ避難するよう促します。

今回はこの辺でおわりにさせていただきます。

また次回も、多岐にわたる消防設備全般のお話、消防設備にまつわるさまざまなことについて、

簡単なことから知っておいて損のないことまで、アレコレとお話させていただきたいと思います。

最後までお読みいただきましてありがとうございました。

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