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■2024.02.02
消防設備機器:最新の消火器について4
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みなさんこんにちは!
さて、全五回に分けてこちらのブログでみなさんにお話していきたいのが、さまざまな消火器についてのお話です。
火災というのは、始まりは小さな火種だとしても、みるみるうちに勢いを持ち火の範囲を広げていき、
気づいたときには手のつけられない大きな火災になってしまい、その被害も甚大なものになってしまいます。
しかし、そうなる前の小さな火事のうちに消火することができれば、当然被害も最小限に抑えることができるわけです。
そのため消火器というのは、もっとも私たちの身近にある消防設備であり、とても頼りになる消防設備であるといえます。
そこで、そんな消火器についてのさまざまなお話や、新旧の消火器の種類、
初歩的なことから専門的なことまで、アレコレとじっくりお話していきたいと思います。
今回は、加圧式消火器から次世代式消火器である蓄圧式消火器への変遷についてお話させていただきます。
消火器は主に、薬剤の放射方式による分類で加圧式消火器と蓄圧式消火器の2種類に分けることができます。
まずは、加圧式消火器について説明します。
数年前までは、消火器の主流とされていて、今でも私たちが目にする消火器は加圧式消火器が多いと思います。
加圧式消火器とは、平常時には消火器本体に内圧がかかっておらず、使用する際にレバーを操作すると、
炭酸ガスまたは窒素ガスが溜まっている加圧用ガス容器の封板が、カッターによって破れガスが一気に噴出し、
消火器内に充てんされていた薬剤がかき混ぜられた後に、ガスとともに放射されるという仕組みになっています。
加圧式粉末消火器にはレバーにバルブ機構がついていて手を離すと噴出が止まるというようにコントロール可能な開閉バルブ式、
一旦レバーを握てしまうと、止まることがなく消火器内の全量が放出される開放式の2種類があります。
安物の加圧式粉末消火器の多くは、噴射を開始すると中身が空になるまで止めることができない開放式です。
このために、何かの拍子にうっかり誤って放射してしまった際の被害が甚大になってしまったり、
火災時にきちんと、燃えている部分に掛けられないまま噴射が終わってしまい再燃したりするという問題があります。
次世代式消火器である蓄圧式消火器や、一部の加圧式消火器の製品にはストップ機能が備わっており、レバーを握るのを止めると放射が停止します。
しかし、このストップ機能も、残ってしまった使いかけの消火器を長期保存させるためのものではなく、
あくまで、火災時にちゃんと火元を狙って消火行動が行えるようにするためのものなので時間が経てば噴射力が下がることもあります。
いくら消火器を設置しているからといっても、いざと言うときにこれでは、思うように薬剤が噴射されず意味がありません。
なので、消火器は少量しか使用しなかったとしても、詰め替え・買い替えをするのが望ましいとされています。
特に加圧式消火器は、ガスの圧力計がないのでそのまま保管しても内圧が十分にあるのか分からないため用心してください。
また、加圧式消火器は外観から使用済みかどうか判断するのが困難なため、未使用であることを表示する装置が装着されている。
なお、加圧式消火器は、現在国内では粉末消火器のみに用いられています。
いままで主流の消火器として売られていた加圧式消火器なのですが、前回のブログでも軽く触れた通り、
2010年に老朽化した消火器が破裂し負傷者が出てしまう事故などが相次いで発生してしまいました。
これらの、事件の原因になってしまったのが、すべて老朽化した加圧式消火器だったのです。
消火器本体に錆や腐食やキャップの緩みや劣化などがあると、それに起因した何らかの理由で加圧用ガス容器からガスが一気に放出されてしまい、
その急激な圧力に耐えられなくなった容器が、破裂してしまい飛び上がり、その破片も四方八方に飛び散ります。
これらの加圧式消火器による事故多発の事態を受け数年前から、徐々に蓄圧式消火器にシフトしていき、
2018年現在では、全ての消火器メーカーが加圧式消火器の生産中止を発表して、次世代式消火器である蓄圧式消火器への生産に完全に切り替わりました。
今回はこの辺でおわりにさせていただきます。
次回のブログでは、蓄圧式消火器のお話と、もっともポピュラーな消火器である粉末消火器のお話をさせていただきます。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
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