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2024.02.16

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消火器には期限がある?5

 ――岐阜県・愛知県・三重県を中心に活躍中のチーム★トウカイセツビです!

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みなさんこんにちは!

さて、今回からこのチーム★トウカイセツビのブログで、全五回にわたってお話させていただきたいのが、

『消火器には期限がある?』と題した、消防用設備である消火器にまつわるざまなことについてです。

消火器というのは、消防設備の代名詞的な存在であり、いざと言うときにとても頼りになる消防設備であるといえます。

消火器とは消防設備の中でも火災の初期消火に使われ、出火の初期段階において、応急的に消火作業をおこないます。

小さな火災のうちに火元を消火してしまえば、必然的に被害を最小限に抑えることができます。

そのため、初期消火は短時間のうちに済ませなければいけないスピード勝負であるとも言われています。

ご存じない方もおられるかと思いますが、消火器は材質や安全率等を基にして使用期限が定められており、消火器ごとに本体の裏面部分に使用期限等が表示してあります。

なので今回は、消火器の消費期限の情報をふくむ、消火器についてさまざまなことをみなさんに知ってもらいたいなと思っています。

今回は、使用期限に余裕があっても消火器を新しいものに交換するべき危険信号についてお話していきます。

前回まで、使用の有効期限を過ぎた消火器は中身の破裂による人身事故の恐れがあり、とても危険ですというお話をしてきましたが、

たとえまだ、使用期限に余裕があったとしても危険な状態にある消火器というのがあります。

なのでそれらのように、考えられうる危険な状態におかれている消火器をご紹介していきます。

まずは、消火器のキャップが破損してしまっている場合です。

以前のブログでもお話した通り、消火器には放射の際に容器内部にとても強い圧力がかかります。

消火器のキャップが破損してしまっている状態で使用すると、使用時の圧力により破裂し破片が突き刺さる可能性がありますのでお気を付けください。

それから、消火器本体が変形してしまっている場合においても同様で、本体がへこんでいると、使用時の圧力により破裂する可能性があります。

また、消火器が経年劣化やサビなどで腐食している場合も、使用時の圧力により破裂する可能性がありますので買い替えが必要です。

とくに、消火器の底の部分のような溶接部とその周辺では、ほかの箇所に比べ腐食が進みやすいため注意が必要です。

底の部分は、よりダイレクトに消火器放射時の圧力を受ける箇所なので、かならずチェックしてもらいたいです。

それから、単純に機能しないということで、消火器のホースが外れていたり破損している場合にも、買い替えが必要です。

本来、消火器の本体にちゃんとくっついているはずのホースが、とれていたり破損していると、

いざ火事が発生したときに、消化液が出せなかったり、ホースの破損個所からから消火液が漏れて、

火元にあてることができなかったりと、これでは、せっかく消火器を設置していても何の意味もありません。

そして、現在販売されている蓄圧式消火器はその構造上、内部圧力を示す指示圧力計の取付けが義務付けられています。

この内部圧力を示す指示圧力計の指針が緑色の範囲から逸脱している場合は、薬剤が漏れている可能性があります。

この場合も緊急時のいざというときに使用できないので、新しい消火器に買い替える必要があります。

なお、消火器の中身に異常がないかどうかを確かめる指標があり、消火器の中身の危険性を確認するためには、消火器の本体を持ち上げて振って確かめます。

中身が正常な消火器の場合には、小麦粉が入っているようなサラサラとした音が鳴るのですが、

中身が異常な場合には、塩が入っているようなザラザラと音が鳴り、この違いで判断してください。

消火器の廃棄に関してなのですが、消火器はほぼ100%がリサイクル可能なものになっております。

廃棄してしまうくらいなら、リサイクルして欲しいというわけで廃消火器リサイクルシステムというものがあります。

廃消火器リサイクルシステムとは、簡便かつ適法に廃消火器を引き取りリサイクルするシステムです。

2010年から運用を開始されており、2010年以降に製造された消火器はリサイクルシールが貼られて出荷しています。

また、2009年以前の消火器にはリサイクルシールが貼付されていませんのでご注意ください。

リサイクルシールが貼られていない廃消火器を引き取ることはできませんので、リサイクルに回す際には、必ずリサイクルシールを購入して貼付して下さい。

最後までお読みいただきましてありがとうございました。

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