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みなさんこんにちは！

さて、全五回に分けてこちらのブログでみなさんにお話していきたいのが、乾燥する季節だからこそ、火災報知器を設置しましょうというお話です。

みなさんもご存知の通りかと思いますが、四季の中でも冬は湿度が低く空気がとても乾燥しているために、

火災が発生しやすく、その火の手があれよあれよと言う間に拡大してしまう気象条件であるといわれています。

それだけではなく加えて、空気が乾燥していると一度ついてしまった火が消えにくくもなっています。

なので、万が一にも火災が発生してしまった場合に、火災からみなさんやみなさんの大切な家族を守るためにも、

火災報知器を設置してないお方がいましたら、是非とも火災報知器を設置していただきたく思い、

きちんと設置しているというお方でも、もう古くなってしまったのであれば新しいものに交換していただきたいのです。

火災発生時にはその場にいる人々の命を守るために、安全に避難する時間を少しでも多く作る必要性があります。

そのためには、火災をなるべく初期の段階で発見して、われわれに知らせてくれる火災報知器の存在が重要になってきます。

特に、たくさんの人を収容する大きな施設になると、そのフロアだけではなく建物全体にいる不特定多数の人たちに避難を促さなければなりません。

そんなときでも火災報知器を設置しておけば、感知器がさまざまな危険を感知し、受信機にそれを知らせてくれます。

感知器に応答した受信機は、非常ベルや音声などで私たちに危険な状況にあることを、現場のフロアだけでなく建物全体に警告としてあたえてくれます。

つまり、火災報知器があれば不慮の事故や災害が起こったときに、たくさんの人を収容する大きな施設であったとしても、

避難誘導をしたり初期対処をしたり、施設の被害を最小限におさえることが効率的におこなえるようになるのです。

そのため、娯楽施設や商業ビルのような不特定多数の人が集まる施設には、火災報知器はなくてなならないとても重要な設備になるわけです。

日本では消防法と条例により、規定の面積以上の建物や複数の店舗が入っている商業ビル、

また、歴史的にとても価値がある重要文化財などの防火対象物には、自動火災報知設備の設置が義務付けられています。

自動火災報知設備とは短縮して自火報設備などと呼ばれている設備で、火災によって発生した熱や煙を感知器が自動的に検知して、

受信機やベルや音声などの音響装置で建物内にいる人々に知らせることにより、安全な避難と、初期消火活動のような対処をさせる設備のことです。

また、このような大きな施設でなく、私たちが生活を営む住宅において火災の被害は非常に深刻なものになっています。

総務省消防庁の調べによりますと、建物の火災でお亡くなりになられた方々のうち、およそ9割が住宅での火災によるものらしいのです。

まあ、他の建物よりも住宅のほうが圧倒的に数が多いからこういう結果になっているともいえますが、

それでもやはり、住宅での火災死亡率が他の建物に比べ高いということは、明白な事実です。

そして、その住宅での火災で死亡した原因として最も多いものが、火災の発生に気付くのが遅れてしまったため気付いたときには、

その場から身動き取れない状況であったと言うような、いわゆる逃げ遅れとよばれるもので、これ全体の約6割をも占めています。

この逃げ遅れによって死亡してしまう主な理由には、夜の深い時間帯に何らかの原因で火災が発生してしまったが、

そこに住んでいる人たちは床に入ってすっかり眠ってしまっているため、火災の発生に気が付かず、大惨事になってしまったと考えられています。

このような住宅火災発生時の逃げ遅れを防止するために、2006年6月1日に改正消防法が施行され、

新築住宅であれ、既存住宅であれ、すべての住宅に住宅用火災警報器の設置が全国で義務付けられました。

なお、住宅火災における被害状況を分析したところ、住宅火災警報器が設置されている場合は、

設置されていない場合に比べ、死者の発生は約4割減、焼損床面積、損害額はおおむね半減した結果となりました。

これは、住宅火災発生時における火災報知器の重要性を裏付けるデータと言えるでしょう。

今回はこの辺でおわりにさせていただきます。

また次回も、火災報知器に関わるさまざまなこと、知って置いて損のないことまで、アレコレとお話させていただきたいと思います。

最後までお読みいただきましてありがとうございました。

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