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■2024.06.21
消火器の設置について:一般住宅編。4
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みなさんこんにちは!
さて、今回からこのチーム★トウカイセツビのブログで、全五回にわたってお話させていただきたいのは、消火器の重要性についてのお話です。
中でも今回のブログでは、「消火器の設置について:一般住宅編。」と題し、主に一般住宅の消火器についてお話して行きます。
消火器は私たちの生活に最も密接な消防設備とも言え、くらしのさまざまな場面でよく目にしますよね。
家の中で言えば、とくに火を使うことになるキッチンまわりに置いているお家もあるでしょうし、
公共施設、スーパー、デパート、ショッピングモール、飲食店、遊技場などなど、あちこちで目にしますよね。
消火器はその消火能力やコンパクトで置きやすい形状、老若男女問わずに使いやすいことからいたるところに置かれています。
そのため消火器というのは、消防設備の代名詞的な存在であり、いざと言うときにとても頼りになる消防設備であるといえます。
なので今回は、そんな消火器のことについてさまざまなことをみなさんに知ってもらいたいなと思っています。
初歩的なことから専門的なことまで、アレコレとじっくりお話していきたいと思います。
今回は、電気コードなどで発生する電気火災の初期消火について、お話していきたいと思います。
まず、電気火災の消火で気を付けなければいけないことは、電気が起因しているので感電しないことです。
なので、感電対策が必要であり水を使って消火するときには、感電する危険があるので、通電していない事を確認してから消火しなければいけません。
ブレーカーを落としたり、燃えている家電や延長コードなどのプラグをコンセントから引き抜けそうであれば、引き抜いてしまいます。
また、前回のてんぷら油火災の時にお話しした、窒息消火法での空気を遮断して消火する方法も有効です。
濡らしたバスタオルや毛布などを、直接火元にかけてしまいその上から水をかければ、より効果的でしょう。
こうなれば感電の恐れはありませんので、水をかけての消火や電気火災に対応していないような消火器を使っても消火をすることができます。
ただし、電気コードを引き抜く際に気を付けなければいけないのが、もしもコード自体が燃えていたり、煙が出ていたり、くすぶっている時は、
電気コード自体が漏電してしまっている可能性があり、コンセントから抜こうとするときに感電してしまう恐れがあるので、
電気コードをコンセントから引き抜けない状況であったり、コンセント部分でなく壁の中の配線から出火していてプラグが抜けない場合には、
やはり、電気を供給している大元のブレーカーを落としてから、電気の通っていない状況で消火するのが得策です。
ですが、当たり前の話として、電気火災が発生するのが日のある明るい昼間だけとは限りません。
また、窓のない部屋や、地下室で電気火災が発生してしまうことも、もちろんありえることだと思います。
夜間や、窓のない部屋、地下室で電気火災が発生した場合、ブレーカーを落とすと当然何も見えなくなってしまいます。
火災発生時は、ただでさえパニック状態になっているのに、あたりが暗くなってしまっては、判断を誤りかねません。
それでも、火元は明るいので初期消火活動自体はできなくもないでしょうが、火の勢いが衰えるにつれ暗くなってしまいます。
なので、ちゃんと懐中電灯を用意しておいたり、あるいは、電気火災が発生している部屋だけブレーカーを落とせるように、
どのスイッチがどの部屋のブレーカーかを、電気火災に備えてあらかじめ理解しておく必要があります。
それから、電気火災で意外と多い事案で電気こたつが出火してしまうというケースがあります。
これも基本的な初期消火のやり方は、上記と同じなのですが電気こたつの場合には、中の状況を確認しようと布団をめっくった際に、
空気が入り込み火の勢いが拡大してしまうことがありますから、こたつから火が出たときは布団をめくらず、上から水をかけて消火してください。
しかし、ここでもしも住宅用消火器の中で最もポピュラーな消火器、ABC粉末消火器をお持ちであれば、消火はもっと簡単になります。
水消火器や泡消火器のように、電気火災に対応していないような消火器もあり、これらを使うと感電するリスクがありますが、
ABC粉末消火器のCであるC火災というのは、電気火災のことなので、ブレーカーを落としてから、ABC粉末消火器を使えば素早く消火できます。
水をかけて消火するにしても、意外と大量の水が必要となり、それに手間取っていると火の手はどんどん大きくなります。
ABC粉末消火器をお持ちでない方は、ぜひ導入をお考えしてみてはいかがでしょうか。
今回はこの辺でおわりにさせていただきます。
また次回も、一般住宅における消火器の設置に関わるさまざまなことについて、簡単なことから知って置いて損のないことまで、
アレコレとお話させていただきたいと思います。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
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