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2025.03.03

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消防用設備の歴史 03

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みなさまこんにちは。チーム★トウカイセツビ広報担当のAです。

現代においてもっとも身近な消防用設備のひとつである消火器についての歴史をご紹介しています。

前回は世界で初めて消火器が製作された経緯を取り上げました。

では、その消火器が日本に持ち込まれたのはいつのことでしょうか?

日本に初めて消火器が紹介されたのは、1872年(明治5)のことでした。

この年、京都において海外の伝統工芸や最先端の科学技術など展示、紹介する西京博覧会と呼ばれる一大イベントが開催されましたが、消火器はその中のひとつ、最新型の消防設備として展示されたのです。このとき出品されたのはアメリカで製造された消火器でした。当時はまだ消火器とは呼ばれておらず「火災消防器械」という大仰な名前が付けられていました。値段も高く、時価で30ドルから50ドルほどもしたと言われています。明治時代は1ドルがおよそ1円でした。そして当時の公務員の初任給が8円から9円と言われていますので、当時の一円の価値は、現代の2万円ほどではなかったかと推測されています。そうすると30ドルから50ドルと言えば現代で換算すると60万円から100万円という数字になり、とんでもなく高価であったことが分かります。当然庶民に手が出せるものではなく、一般には普及しませんでした。

それから9年後の1881年(明治14)にはアメリカのアルモン・M・グレンジャー(Almon Granger)なる人物が小型のタンクに二酸化炭素を詰めた消火器を発明しました。これはタンク内に炭酸水素ナトリウム水溶液を注入し、その上部に硫酸が入った容器を吊るすという構造で、使用方法としては、ブランジャーか、あるいは鉛でできた硫酸の容器の穴を開放するといったような手順で硫酸と炭酸水素ナトリウム水溶液とを混ぜ合わせて炭酸ガスを生成させ、そのガスの圧力によってホースから消火剤を外部へ放出させるという仕組みのものでした。

日本で初めて消火器が製造されたのは、1895年(明治28)のことです。現在の新潟県上越市高田にあった丸山商会(現在の丸山製作所の前身にあたります)の創業者である、丸山安治氏と内山信治氏の兄弟が、ドイツから輸入された硫曹式消火器を参考にして作り出した、丸山式自動消火器が国内最初の消火器です。硫曹式消火器とは硫酸と重曹水を化合させて放射する方式のもので、丸山兄弟はそれを下敷きに、回転式と呼ばれる独自の消火器を開発しました。この回転式の消火器が、1903年(明治36)に丸山式自動消火器として特許を取得し、丸山商会はその6年後の1909年(明治42)に東京への進出を果たすことになります。この当時の丸山式自動消火器の値段は6円でした。西京博覧会で紹介されたアメリカの火災消防器械に比べると十分の一の値段ですが、それでも現在の12万円ほどの金額ですので、決して安いものではありませんでした。

その後、1921年(大正10)には泡沫消火器の製造販売も開始されましたが、一般的に普及したとはまだまだ言えず、希少なものであったようです。

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