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みなさんこんにちは！

さて、今回からこのチーム★トウカイセツビのブログで、全五回にわたってお話させていただきたいのが、

『商業施設でも、消防設備は定期点検が大切です。』と題した、商業施設の消防設備の定期点検にまつわるざまなことについてです。

商業施設などの、人が多く集まる建物やモールにおいては、予想もつかないような凄惨な被害を出す大規模火災に発展する可能性が高いとされていて、

そのため緊急時の際にも正しい判断ができるように、消防設備の存在が極めて重要になってきます。

たとえ、高性能・高機能なものであっても、不可避的におもいがけずに故障をしてしまったり、

何かの拍子に誤作動は起こってしまいますし、きちんとお手入れをしておかなければ当然ボロは出てしまいます。

なので消防設備の点検や整備によって、その懸念や不安材料をできるだけ排除し、少なくしなければなりません。

そこで今回から、商業施設の消防設備にまつわるもろもろのお話や、点検についてのアレコレ、基礎的な話から知っておいて損のない話まで、多岐にわたりお話できたらなぁと思っています。

前回お話させていただいた通り、商業施設は防火対象物の中でも特定防火対象物というものに振り分けられています。

特定防火対象物とは、防火対象物に指定されている不特定多数の人間の出入りがあり利用されているような施設の中でも、

火災が発生したときに避難等が困難であり人命に多大な被害を出すおそれが十分にあるものなどが該当します。

特定防火対象物に指定されているような建物の場合には、消防用設備を設置し、災害や火災に対する備えが求められています。

しかし、当たり前の話ですが消防用設備は、火災が発生したときにのみ使われるものであり、

火災が発生した際に、その存在感を表すものなので、普段はあまり気に留めず、意識の外にあるものだと思います。

もちろん、災害や火災に縁がなく消防用設備を意識しない日々を送るに越したことはないですが、

だからと言って、消防用設備の整備点検メンテナンスを怠ってしまっては、いざという肝心な時に、

消防用設備の本来の機能や性能のすべてが出せず、それが原因で被害が拡大してしまったとなってはどうしようもありません。

以前のブログでも軽く触れましたが、日本でこれまでに起こってしまった商業施設やビルなどの火災で犠牲者が出たケースでは、

多くの場合で、本来機能すべき防火設備や消防設備、警報設備や避難設備が機能せずに大惨事となったケースなのです。

ひどい例では、火災発生時に非常階段や非常扉の前に在庫のダンボールや掃除道具、脚立などが置かれていたせいで、

取り残されてしまった人々が、すみやかに避難できず被害を受けてしまったというものもあります。

非常階段や非常扉の前に物を置かないようにするという、基本中の基本のようなことは、

きちんと定期点検を行い、点検時の環境を維持するという普段からの消防意識をもっていれば回避できたはずです。

他にも、避難器具が設置されていない、あるいは設置はされていたにもかかわらず使用できない状態であったりと、

自動火災報知設備が設置はされていたものの、誤作動が多いために電源が切られていたであったり、

天井についてるを火災報知機を、その火災報知機ごと内装材で覆っていたなどという。

ごくごく単純なミスや、気のゆるみから起こしてしまった行動が緊急事態下では、命にかかわる危険があるのです。

なので、商業施設の消防設備は、設置さえしておけば安心ということではなく、必ず定期点検と報告がが必要であると消防法で定めたわけです。

つまり、日本では消防法によって、点検の規定が定められていますので、設置しただけでは、法律上では不十分なのです。

定期点検を行うことによってはじめて、消防法によって求められている設備設置の意味が生まれてくるというわけです。

今回はこの辺でおわりにさせていただきます。

また次回も、商業施設における消防設備の定期点検に関わるさまざまなことについて、

簡単なことから知っておいて損のないことまで、アレコレとお話させていただきたいと思います。

最後までお読みいただきましてありがとうございました。

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