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みなさんこんにちは！

さて、全五回に分けてこちらのブログでみなさんにお話していきたいのが、商業ビルの警報設備の必要性についてのお話です。

警報設備があれば不慮の事故や災害が起こったときに、商業ビルのような広い施設であったとしても、

避難誘導をしたり初期対処をしたり、施設の被害を最小限におさえることが効率的におこなえるようになるのです。

そのため商業ビルのような不特定多数の人が集まる施設には、警報設備はなくてはならないとても重要な設備になるわけです。

また、商業ビルという施設の性質上、緊急事態に際しては、施設同士やテナント同士の連携をうまく取りづらいという難点があります。

その難点を解消するためにも商業ビルに警報設備は、必要不可欠であるといえると思います。

なので、今回のブログではそんな商業ビルの警報設備のことについてさまざまなことをみなさんに知ってもらいたいなと思っています。

第五回目の今回は、最もポピュラーな火災報知機である自動火災報知設備の熱感知器以外の感知器についてお話していきたいと思います。

前回のブログでは、主に火災の熱を検知する熱感知器についてお話させていただいたのですが、

感知器には、そのほかにもさまざまな種類・タイプで火災の発生を検知してくれるシステムがあるのでご紹介していきたいと思います。

まずは、火災の煙を検知する煙感知器について、さまざまな方式やタイプをご紹介していきます。

・光電式スポット型感知器

これは、煙感知器の中では最もポピュラーなもので、光の乱反射を利用して煙を検知する方式のものです。

・イオン化式スポット型感知器

これは、放射性物質アメリシウム241を用いて、放射線の電離作用を利用して煙による電離電流の変化を検知する方式のものです。

煙感知器の中では、他の方式にくらべ高感度な為、外国では主流なのですが、放射性同位元素装備機器に該当するために、

廃棄をする際には注意が必要であり、日本火災報知機工業会では製造メーカーや日本アイソトープ協会などに、

廃棄をする際には、依頼するようにと呼びかけています。

・光電式分離型感知器

これは、主に前の2つのようなスポット型感知器で対応できない大空間に使用されている煙感知器で、

光を発する送光部と、その光を受ける受光部で構成されいて、送光部から発する光が煙によって遮られる際の受光量の変化を検知し発報する方式のものです。

また煙感知器は、防火シャッター・防火扉・空調設備の防火ダンパーなどと連動する場合もあります。

つぎに、火災の炎を検知する炎感知器について、さまざまな方式やタイプをご紹介していきます。

・紫外線式スポット型感知器

火災時に炎から放射される炎特有の短波長の紫外線を、検査して見つけ出すこと事によって火災を検知する方式のものです。

消費電力が他の方式よりも多いため、停電時など予備の電池での長期間の駆動はむずかしいとされています。

・赤外線式スポット型感知器

火災時に炎から放射される特定の波長域の赤外線を、検査して見つけ出すこと事によって火災を検知する方式のものです。

そのほかにも、火災時に発生する一酸化炭素を検知するタイプの一酸化炭素検出型感知器というものもあります。

これは、燃焼にともなって発生してしまう一酸化炭素を、センサーによって検出する方式のものです。

このセンサーには、半導体を用いたタイプのものや、電気化学的な構造のタイプのものがあります。

なお、いままでご紹介させていただいた自動火災報知設備は、『機械があるから知り合いの器用な人に取り付けてもらおう・・・』

と言うわけにはいきません。誰でも取りつけて良いと言うものではなく、設置工事の細かい規定は、

消防法施行規則によって定められていて、工事の際にはこの基準に従わなければいけません。

設置工事には甲種第4類という国家資格、もしくは、消防設備点検資格者という資格を所持していなければいけません。

今回を持ちまして、商業ビルの警報設備のお話は終わりになります。

最後までお読みいただきましてありがとうございました。

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